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バジル観測の言葉と単位|水位・土の湿り・lux・PPFD・DLI

記録・編集:WEB先案内 · 公開 2026年10月2日 · 更新

読み始める前に

欠測と0は別のものです。値の大きさだけで健康状態は決まりません。

同じ植物のまわりでも、水の量、土の湿り、明るさは違う量です。はっけんノートでよく出てくる言葉を、このサイトの表示を読むための辞書にしました。値の大きさだけで植物の健康状態を断定するものではありません。

水位・土の湿り・体積含水率

タンクの水位(mL)
このサイトでは、機器が返すタンク内の水量の値を指します。減った量がすべて植物の吸水量とは限りません。給水・土への移動・蒸発などを分ける必要があります。
土の湿り(%)
Ivyの土側センサーが返す参考値です。土のどこを測るかで読み方が変わります。100%という表示を、鉢全体が水で満ちた状態と同一視していません。
体積含水率
土の体積に対して、水が占める体積の割合です。Ivyの表示値を、この物理量として扱えるかは未確認です。
欠測
値が保存されていない、または利用できない状態です。0とは区別します。0mLの記録と、水位の記録がない時間は別です。

水位と土の湿りを、実際の記録で読む。

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lux・PPFD・DLI・照射時間

照度(lux)
人の目の感度に合わせて表す明るさです。センサー位置の値であり、すべての葉が同じ明るさを受けたとは限りません。
PPFD(μmol/m²/秒)
一般に400〜700nmの波長域の光子が、面積と時間あたりにどれだけ届くかを表します。このサイトでは直接測っていません。
DLI(mol/m²/日)
一日を通して積算した光量の指標です。PPFDと時間の両方に関係します。このサイトの機器による記録値については、算出・リセットの詳細が未確認です。
照射時間(時間)
このサイトでは照度が指定のしきい値以上だった時間を、観測間隔から推定します。自然光とライトを区別せず、欠測や長い観測間隔を除外します。ライトの設定上の点灯時間とは同一ではありません。

光源の性質が分からないままluxを一定の数で割っても、正確なPPFDやDLIになるとは限りません。詳しくは光の強さ・時間・積算の違い、一次資料はPurdue Extension「Measuring Daily Light Integral in a Greenhouse」を参照してください。

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気孔・孔辺細胞・VPD

気孔
葉の表面などにある小さな開口部です。二酸化炭素や水蒸気の出入りに関わります。肉眼の全体写真から開き具合は測れません。
孔辺細胞
気孔を挟む細胞です。細胞の水分や膨らむ力の変化が、開閉に関わります。
蒸散
植物から水が水蒸気として失われることです。タンクの水が減った量とは区別します。
VPD(kPa)
飽差と呼ばれる、水蒸気圧の差です。葉と空気の水のやり取りを考える際に使います。このサイトの模型で示す値は温度・湿度から計算した参考値で、葉温を測ったものではありません。

気孔のしくみと研究の対象、一日の合計とその瞬間の環境の違いを確認できます。

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実測・推定・模型・仮説

実測の記録
機器や観察で得て保存した結果。誤差や測定位置の制約があります。
推定
限られた観測と一定の前提から計算すること。結果と一緒に前提を示します。
模型・模式図
しくみを説明するための表現。内部形状や根の姿を、そのまま測った図とは限りません。
仮説
まだ確かめていない説明です。筋が通って見えても、この株で起きた事実には置き換えません。

写真を比べるときの注意と観察シートを使い、記録に言葉の意味を添えてみましょう。

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まとめ:水の量・湿り・明るさは別の量

この記事で、どこまで言えるか
区分 内容
この辞書が分けていること タンクの水位(mL)と土の湿り(%)と体積含水率。照度(lux)とPPFDとDLIと照射時間。気孔と孔辺細胞と蒸散とVPD。そして、実測の記録・推定・模型/模式図・仮説。
出典から言えること PPFDは一般に400〜700 nmの波長域の光子が面積と時間あたりにどれだけ届くかを表し、DLIは一日を通して積算した光量の指標です。光源の性質が分からないまま luxを一定の数で割っても、正確なPPFDやDLIになるとは限りません。
未確認のこと Ivyの表示値を体積含水率として扱えるか。機器が記録するDLIの算出とリセットの詳細。
注意して読むところ 欠測は0と区別します。0 mLの記録と、水位の記録がない時間は別のことです。値の大きさだけで植物の健康状態を断定するものではありません。

同じ植物のまわりでも、水の量・土の湿り・明るさは違う量です。記録には、使った言葉の意味を添えておきます。

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