観測データ:2026年10月5日23:27時点の18,405件(6月28日21:10〜)。成長日記43件(6月28日〜9月29日)。環境の履歴は運営者の申告に基づきます。
バジル1株を、2026年6月28日から
このお部屋で育てているのはバジルです。最初の記録は2026年6月28日。土を入れたIvyを正面から撮った写真から始まっています。センサーの保存は同じ日の21時10分から続いていて、2026年10月5日時点で18,405件になりました。
写真は成長の記録に43件あります。ただし撮影日は43日分ではありません。同じ日に複数の記録がある日があるためです。この数え方の注意は成長観察のふりかえりで詳しく扱っています。
品種は確認していません。「スイートバジル」と書かれた種から育てた株ですが、このお部屋では品種を特定した記録を持っていません。バジル一般の性質はバジルはどんな植物?にまとめました。
置き場所は、5回変わっている
ここが、このお部屋の記録を読むうえでいちばん大事なところです。100日あまりのあいだに、置き場所と鉢が何度も変わっています。
| 期間 | 置き場所 | 鉢 | 日数 | 観測件数(1日あたり) | 土の湿りの中央値 | タンクが空だった時間 | 固着疑いの印 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ① 6/28〜7/19 | 屋外・窓辺 | 標準 | 22 | 2,620(119) | 100% | 0% | 11% |
| ② 7/20〜9/3 | 小型グロウテント | 標準 | 46 | 6,441(140) | 100% | 1% | 4% |
| ③ 9/4〜9/9 | 小型グロウテント | 拡張 | 6 | 853(142) | 100% | 10% | 11% |
| ④ 9/10〜9/29 | 大型グロウテント | 拡張 | 20 | 4,264(213) | 100% | 6% | 14% |
| ⑤ 9/30〜10/5 | 午前は屋外・午後はテント | 拡張 | 6 | 4,227(704) | 67% | 55% | 62% |
鉢も途中で変えている
2026年9月4日に、拡張ポットを入れました。やり方は次のとおりです。
- 拡張前の鉢から、土つきで植物をごそっと取り出す
- 拡張ポットを差し込み、土を旧ポットに満タンまで入れる
- 取り出した植物を、旧ポットの形のまま土つきで上に乗せる
- まわりに土を足す
インナーポットは純正のまま、センサーが土のどの高さにあるかも変えていません。つまり土の量は増えたのに、測っている場所は底のままです。そのため、拡張ポットの上の層は測っていないことになります。この位置関係は水の観察の断面図で確かめられます。
2026年10月2日の時点では、拡張ポット上部の土に細い根がちらほら見えている、と運営者が記録しています(運営者申告。写真で確認できる範囲の記録ではありません)。根が上の層にも伸びているなら、「センサーは根のない土を見ている」とは言えなくなります。
環境が変わると、同じ数値の意味が変わる
上の表で、①から④までは土の湿りの中央値(小さい順に並べたときの、まん中の値)が100%です。ところが⑤では67%に下がり、タンクが空だった時間が55%になりました。記録全体を通して、こうなったのは初めてです。
ただし、この表を読むときに注意することが3つあります。
- 観測の間隔が途中で変わっている:日ごとの観測間隔の中央値は、9月まで5〜10分でした。10月3日から1分になり、1日あたりの件数が285件から1,400件台へ増えています。⑤の件数が多いのは、期間が長いからでも異常だからでもありません。
- 「タンクが空だった時間」は時間で数えている:件数の割合で数えると⑤は74%になりますが、観測が1分間隔に増えた時間帯に重みがかかります。この表は、観測と観測のあいだの時間を足し上げた値です(30分を超える間隔は欠測(値を受け取れなかった時間)として除いています)。
- 配信元が「固着疑い」の印を立てている:観測データを配信している側の処理が、水位センサーが固まっている疑いがあるとき印を付けます。⑤では62%の記録に印が付いています。この印を立てる規則は確認できていません(要確認)。
つまり⑤の「タンクが空のまま」は、本当に水が足りていない状態かもしれないし、水位センサーが0のまま動かなくなっているだけかもしれません。このサイトでは、どちらとも決めていません。
ここで注意が必要なのは、期間をまたいで平均すると、この変化が消えてしまうことです。「100日間の平均は○%」という数字は、5つの違う条件を混ぜた値になります。
吸い上げの速さについても、期間をまたいだ比較はしていません。理由は2つあります。
- 値が飛び飛びになる:水位は1 ml刻みの整数で、観測はおよそ5分ごとです。そのため計算できる速さは6 ml/h(10分で1 ml)や12 ml/h(5分で1 ml)といった値に集まります。全1,529件のうち973件が6.0、393件が12.0でした。細かい差を読み取れる分解能がありません。
- ⑤はタンクが空の時間が長い:吸い上げを計算するにはタンクに水が残っている必要があります。⑤はタンクが0mlの時間が74%あるため、計算に使えた区間が6日間で105件しかありません。他の期間と同じ条件で比べられません。
期間で区切った記録から、どこまで言える?
言えるのは、上の表にある「どの期間に、どんな値が記録されていたか」までです。日付つきの履歴があるので、ある数値を見たときに、それがどの条件下のものかは特定できます。
⑤で土の湿りが下がりタンクが空になりがちな状態は、2026年10月5日時点でまだ6日分しかありません。期間の平常値と呼べる長さではないため、観察を続けている段階です。
言えないのは、環境を変えたことが生育にどう効いたか、です。置き場所・鉢・季節・株の大きさが同時に変わっているため、1つの要因を切り出せません。
測っていないもの
- 品種
- 草丈、葉の枚数、節の数(お部屋の絵に使っている数字は描画用の値です)
- 摘芯した日と、切った位置
- 実際に給水した時刻と量
- 拡張ポットの上の層の湿り
- 土の種類と配合、鉢の正確な寸法
- 配信元が「固着疑い」の印を立てる規則
- テントの中の風速、照明の型番と葉までの距離
条件がそろった比較実験ではありません。このお部屋は、育てながら記録を残している庭です。数字の読み方の約束は観測のことばとこのサイト・観測方針にまとめています。実際の履歴は観測の記録で見られます。
参考にしている一次資料です。
- US20250374876A1:機器の構造
- キュー植物園のデータベース:分類
- イリノイ大学エクステンション、ペンシルベニア州立大学エクステンション:栽培
- ユタ州立大学エクステンション:開花と収穫
- パデュー大学エクステンション:光の指標
- ミネソタ大学エクステンション:センサーの設置位置
この記事の出典
本文では短い名前で示しています。正式な題名と発行元はこちらです。すべて2026年10月6日に発行元のページで確認しました。
- US20250374876A1「Intelligent Maintenance Planter」出願番号 US18/740,366、発明者 Gaoran SUN・Weikang XIN・Zhe Zhang、出願人 Wuxi Coast Redwood IoT Technology Development Co., Ltd
- 英国王立植物園キュー「Plants of the World Online」Ocimum basilicum L.
- University of Illinois Extension「Basil」
- Penn State Extension「Basil, A Summer Favorite」
- Utah State University Extension「How to Grow Basil in Your Garden」
- Purdue Extension HO-238-W「Measuring Daily Light Integral in a Greenhouse」
- University of Minnesota Extension「Soil moisture sensors for irrigation scheduling」
まとめ:条件をそろえた比較実験ではない
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 記録で確かめたこと | 2026年6月28日21:10から10月5日23:27までの保存観測18,405件と、成長日記43件があります。環境は5回変わっており、①屋外・窓辺/標準、②小型テント/標準、③小型テント/拡張、④大型テント/拡張、⑤午前屋外・午後テント/拡張という履歴です。 |
| 期間ごとの違い | ①〜④は土の湿りの中央値が100%でしたが、⑤(9/30〜10/5)は67%に下がり、タンクが空だった時間が55%になりました。記録全体を通して初めてのことです。ただし配信元が「水位センサーの固着疑い」の印を⑤の62%の記録に立てており、本当に足りていないのか、センサーが0のまま動かないのかは決められません。 |
| 比較できないこと | 吸い上げの速さは期間をまたいで比べていません。水位が1 ml刻みの整数で観測が約5分間隔のため、計算できる値が6 ml/hや12 ml/hに集まります(全1,529件のうち973件が6.0、393件が12.0)。また⑤はタンクが空の時間が長く、計算に使えた区間が6日間で105件しかありません。観測の間隔も10月3日に5分から1分へ変わっています。 |
| 測っていないこと | 品種。草丈・葉の枚数・節の数。摘芯した日と切った位置。実際に給水した時刻と量。拡張ポットの上の層の湿り。土の種類と配合。テント内の風速、照明の型番と葉までの距離。 |
条件がそろった比較実験ではありません。期間をまたいで平均すると、⑤で起きている変化が消えてしまいます。
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